灯台放送は誰が運営しているのか


長いこと私は、灯台は気象庁の管轄だと信じていたのだが、実は海上保安庁の管轄であったのだ。(最近知った)。気象庁というのは、たしか池澤夏樹が著書の中で「国の役所の中で汚職とはもっとも縁が薄いイメージだ」と書いていたが、全く同感だ。海上保安庁の管轄であると知ったときはちょっとショックだった。

ただそのときはもう1つ誤解していて、海上保安庁というのは海上自衛隊のいるところだと思っていた。実はそうでなく、海上自衛隊は防衛省の管轄で、海上保安庁というのは気象庁と並んで国土交通省の管轄だったのだ。(これはもっと最近知った。防衛庁が防衛省になったというニュースのとき)

・・・ということは灯台はやっぱり気象庁の仲間?いやいやそうでなく、海上保安庁の英語名は Japan Coast Guard。アメリカのCoast Guard(沿岸警備隊)と同様、武力も保有している。
個人的には、沿岸警備は防衛省、灯台業務は気象庁としてくれたほうが落ち着くのだが。

・・・・という記事を以前の書きかけブログのほうに書いたところ、コメントをくれたかたがいらっしゃって、そのまま転載すると、
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沿岸警備まで防衛省がやっちゃうと違法漁船や密輸密航取締りすら軍事行動と受け取られて、国際問題になる危険があります。また、海保が海賊対策として東南アジアで行っている各国支援も軍事援助と非難されてしまうでしょう。

実を言うと、灯台も国防上重要な施設なんです。もちろん航路を維持するためのものですが、戦時中は爆撃機を察知して空襲警報を発していたりしていたので、米軍から攻撃を受けてなくなった灯台職員の方もかなりいます。現代でも、一部の灯台は不審船監視の任務があるとか。海外では、灯台を海軍が管轄しているところも多いですね。民間団体が管理している場合もありますが、気象機関の管轄というのは聞いたことがないです。あくまで観測所ではなく航路標識ですから。
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・・・と、「なるほど、そういうことでしたか」と、ひとつ賢くなったのですが、例えばアメリカと較べるとちょっと違うのかなと思えることもあります。

「海を守る灯台業務」は海上保安庁の仕事だとしても、灯台放送というのは、船舶気象通報という名のとおり、正味、気象情報を伝えています。これは、気象庁の発表した情報を伝えているのではなくて、実際に、灯台に「象測器」を置いて、気象観測もやっているのです。

アメリカの場合はどうかというと、灯台を管轄しているのはCoast Guard(沿岸警備隊)で、これは日本と同じ。というか、日本がアメリカと同じ。しかし、Marine Forecastと呼ばれる船舶気象通報は、NOAA(国立海洋大気局。日本の気象庁みたいなものかな)が全て統括しているようで、あまり灯台とは関係なさそうなのです。

まあ、どうでもいい話といえばどうでもいい話ですが。。。

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