(1)犬吠埼へのアクセス

以前訪れた南房総と違い、犬吠崎はクルマを使わなくても簡単に訪問することができそうだったので、4月のよく晴れたある日、早起きして電車に乗って出かけてみました。総武本線/成田線の終点の銚子駅まではJR、そこから銚子電鉄に乗り換えて犬吠駅で降りるという単純なルートです。

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銚子駅に着いたのが午前8時過ぎ。(早っ!)。どこで銚電に乗り換えるのかな・・・?と見渡すと驚いたことにJRのホームの中に銚電銚子駅がありました。駅といっても駅員がいる様子も無く、切符は電車に乗ってから買うというのどかなルールのようです。





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電車がまたレトロなつくりで、床は板張り。もちろん1両編成。学生時代に時々使っていた京都の叡山電車(京福電鉄)を思い出してしまいました。とにかく車内で「弧廻(こまわり)手形」という切符を購入。銚子⇔犬吠の単純往復と同じ値段で銚電が1日乗り放題になる上、「ぬれ煎1枚進呈」など愉快な特典も付いています。




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犬吠駅から灯台までは徒歩で10分ほどの距離ですが、途中から太平洋が見えてきます。4月のうららかな日和の日だったのですが、波は非常に高く、5m以上の波が荒磯に打ち寄せていました。これでもし灯台が無かったら、座礁する船は数え切れないだろうなという感慨を抱いてしまいます。


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灯台が近くなるとまず目に入ってくるのは巨大なディファレンシャルGPSのアンテナです。(右のやつ)周波数295kHZ、出力75Wで、衛星からのGPS信号を補正した高精度の位置情報と気象情報を発信しているそうです。

(2)犬吠埼灯台にて

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灯台の内部は少々狭く、九十九里浜にちなんだらしい99段の階段を登るようになっています。20段ごとくらいに写真のようなメッセージが出現してくるのがご愛嬌です。






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頂上(というのかな)からの眺めは圧巻。太平洋の荒波が砕ける様子がよくわかります。左は隣接するレーマークビーコンの写真ですが、波のほうが印象的ですね。






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犬吠埼には有名な霧笛がありましたが、つい先日、3月31日付で廃止されてしまいました。98年もの歴史を誇る霧笛(霧信号所)でしたが、その役目を電波に譲ったようです。写真の手前の建物が旧霧笛舎です。






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また、犬吠埼灯台は、全国で15ヶ所ある参観灯台(内部を見学できる灯台)のひとつで、資料館も充実しています。初代の第1等閃光レンズの展示をはじめ、ヴェルニー、ブラントンに始まる日本の灯台の歴史を詳しく学ぶことができます。






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もう1つの見ものは「霧鐘」。用途は霧笛と同じですが、鐘をゴーンと鳴らして警報を発していたそうです。(風情がありますねー)。写真の霧鐘は明治10年に尻屋埼灯台に設置され、その後昭和12年まで北海道の葛登支岬灯台で使用されていたものだそうです。






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最後の写真はお約束の?中波送信アンテナ。灯台とレーマークビーコンの間に張られたロングワイヤが「こちらは いぬぼう」の船舶気象通報を送信しているアンテナのようです。

(3)地球の丸く見える丘と灯台キャベツ

銚電犬吠駅から灯台と反対方向に少し歩くと、愛宕山という小高い丘があり、『地球の丸く見える 丘展望館』という施設が建っています。

hi360097.JPG その名の通り、たしかに眺めは抜群です。犬吠埼灯台の上からの眺めも素晴らしかったとはいえ、 西の方向は愛宕山がさえぎっていたわけですが、ここからは正味360度、周囲を見渡すことができ、しかもそのほとんどが海、という、突出した半島ならではの風景を満喫できます。

写真は、灯台からは見えなかった屏風ヶ浦方面。風力発電施設がたくさん見えるのが印象的です。

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ここ愛宕山には、かつて有名な電波研究所があったところなのですが、今は廃止されてしまい、 周辺にNICT(独立行政法人情報通信研究機構)の「犬吠テストフィールド」に立てられた アンテナ群が当時の面影を留めているだけのようです。



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この丘の周辺はキャベツの産地のようで、一面、見渡すばかりのキャベツ畑です。ちょうど収穫の 時期だったようで、出荷直前の「灯台印キャベツ」を見ることができました。






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最後の写真はオマケ。銚子名物イワシカレーとサバカレーです。自宅に戻って早速食してみましたが、味のほうは、なんというか、ノーコメントであります(笑)。かつてはサバカレーパンというのも あったようなのですが、今はもう作っていないとのこと。昔サバカレーパンを売っていたという 信田缶詰直営の「Sardin Factory」で昼食をとりましたが、パンは無かったものの、「いわし蒲焼丼(500円)」と「さんまでまんま(\530)」は、掛け値なしに美味でした。

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