洋上管制:2932kHz

これはラジオ放送とは言わないと思いますし、さらには海外放送とは全く違いますが、そのうちカテゴリー分けますのでとりあえずここへ。

主として太平洋上を飛んでいる国際線の飛行機と、東京の管制センター(Tokyo Radio)との交信を聞くことができます。上記の周波数のほかHF帯のいくつかの周波数が使用されていますが、例によってウチのアンテナが中短波専用のため、専らこの周波数で聞いています。(夜間に限られますが)

「灯台放送」とはずいぶん離れた話題かもしれませんが、航空管制は、沖行く船ならぬ、空行く飛行機を相手にした、いわば現代の灯台みたいなものじゃないでしょうか。(こじつけか・・・・笑)

航空管制は、特に着陸時の進入管制などには緊迫感を伴いますが、洋上管制は秒単位でコントロールする必要が無いためか、ややのんびりとした会話が聞こえてきます。

詳しくはこちらのサイトなどを参照のこと ↓
http://www.kobiwa.net/atc/rdo.shtml

こんな感じで聞こえます。洋上管制サンプル(約1MB)

『プー・ポー』と聞こえるのが、いわゆるセルコールチェック。飛行機の1機ごとに付与された4文字のアルファベット(レジ番号とは違います)を使って、飛行機を識別して呼び出すための仕掛けです。

最初に交信しているのが「ジャイアント628便」ですが、ジャイアントとは、カーゴ専門のアトラス航空のこと。なぜジャイアントなのかというと、下記の画像をご覧いただくとわかります。(アトラス航空のページから勝手に持ってきています)
尾翼のマークが、『地球を支えるアトラス』(=巨人)になっていますね。ただ、パっと見ただけだとコンチネンタル航空のマークにも似てるかも。
atlas.jpg

パプアニューギニアの放送 Radio West New Britain 3325kHz

papua.jpgパプアニューギニアというのは、イマイチ、なじみのない国なのですが、太平洋戦争当時は激戦地帯だったそうです。

それはともかく、3MHz帯では、この国の国内放送が色々と受信できます。中でも日々安定して聞こえているのが3235kHzのRadio West New Britain。公用語は英語だそうですが、ちょっと英語には聞こえない(ピジン英語というやつかな?)言語で放送しています。

実際の放送はこんな感じです。(mp3:1.4MB)

毎日23時(日本時間)で放送終了しているようなのですが、終了直前のアナウンスとIS(Papua NewGuineaの国歌のようです)を録音してみました。なんだかNHKの終了アナウンスと君が代のようです。

普段は音楽番組が多いようですが、ドキュメンタリーあり、ラジオ劇ありと多彩です。

ABC(オーストラリア放送)ローカル局 2310kHzほか

abcmap.jpg 1年中を通して、夜間結構安定して聞こえるのがABC(オーストラリアのNHKのようなもの)の中短波放送です。オーストラリアにはいくつかの州があり、それぞれの州でFMや中波を使ってラジオ放送が盛んに行なわれていますが、左上の地図で示したNorthern Territory(北部準州)では、中短波での放送が3ヶ所から行なわれています。

3つの周波数のどれも、ちょっと遠くの日本の民放よりもきれいに受信できたりしますが、中でも一番強いのが2485kHzのKatherineからの放送です。たとえばこんな感じで(mp3:480kB)聞こえます。

ABCのサイトを見ますと、昼間はさらに高い短波放送で流しているようです。
細かな時間で分けず、「昼間」「夜間」という分け方が大ざっぱでいいですね。

Site       Day Frequency     Night Frequency
Roe Creek      4835kHz        2310kHz
Katherine       5025kHz        2485kHz
Tennant Creek   4910kHz        2325kHz

Roe Creekというのは、Alice Springsのことらしいです。

Radio Aap ki Dunyaa(VOA) 1539kHz

dsc_3796.jpgVOAのウルドゥ語放送といってよいのか、Aap Ki Dunyaa(Your World Radio)というラジオ放送が、明け方近くなると強力に入ってきます。実際の放送内容はこんな感じです。mp3:1MB

ウルドゥ語なので内容はちんぷんかんぷんですが、いかにも中東風の音楽がかかることが多く、異国情緒はたっぷりです。聴取ターゲットはもちろんパキスタン向けなんでしょうね。

この放送、UAE(アラブ首長国連邦)のDhabayyaというところにある800kwという強力な送信施設を使っているそうで、http://dgungadoo.blogspot.com/2006_10_01_archive.htmlというサイトに送信施設の写真があったので、ちょっと拝借してきたのが左上の写真です。まあ、なんといいますか、いくらでも大きなアンテナを作っても良さそうな土地ですね。(笑)

VOAのサイトを見ると、下記のスケジュールでの放送になっているようです。(2008.1)
0000-0100 UTC 972 1539
0100-0200 UTC 972 1539 7145 9740
0630-0700 UTC 15325 17685
1400-1500 UTC 972 1539 7495 9370
1500-1600 UTC 972 1539 7495 9705
1600-1700 UTC 972 1539 7495 9370
1700-1800 UTC 972 1539 7260 11500
1800-1900 UTC 972 1539 7405 7495
1900-2400 UTC 972 1539


WWVH(時報局:2500kHz)

hawaii-wwvh.jpg アメリカの国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology, NIST)と呼ばれる、数千人の科学者・技術者を擁する組織が運営している標準時報放送です。

コロラドにあるWWV、WWVB(長波)と並んで、WWVHはハワイ、カウアイ島から放送されています。カウアイの南西にkekahaという小さな町がありますが、その町からさらに北西、海岸沿いに数キロ離れたkokole pointという場所に送信施設があるようです。

表題の2500kHzだけでなく、5.000MHz、10.000MHz、15.000MHzでも放送されていますが、私の場合は主として灯台放送向けにしつらえたアンテナの関係で、2500kHzが良好に受信できます。ただ、BPM(中国の時報局)などとの混信は避けられません。

毎時29分と59分から、局名アナウンスが流れるのですが、最後が「Aloha」で締めくくられているのがなんともハワイらしい演出ですね。同じ時刻にBPMも局名を出しているのですが、BPMのほうはモールス信号によるB/P/M(-・・・/・--・/--)の繰り返しと、WWVHのアナウンスが終わった頃を見計らっての?局名アナウンスなので、混信は気になりません。

ハワイらしいといえば、左上のQSLカードは古代ポリネシアのダブルカヌーをデザインしたもので、西洋文化の入り込む以前のハワイでは、このような大型カヌーを使って、数千キロも離れたタヒチなどとの間に航路を開いていたということです。古代ハワイの絵画で有名な、Herb Kaneの絵にちょっと似ていますが、違うのかな?

Honolulu VOLMET放送 2863kHz

hawaii.jpg東京VOLMETについては「いろいろな気象放送」にも書きましたが、Honolulu VOLMETについて書いてみます。

東京、ホノルル、オークランド、香港の4局で太平洋VOLMETを形成しており、各局の割当は5分ずつ、1時間に2回放送していますが、ホノルルは3コマの割当があり、3*2で1時間に6コマ放送しています。

コマ1:ホノルル(オアフ島)、カフルイ(マウイ島)、ヒロ(ハワイ島)とグアム
コマ2:サンフランシスコ、ロスアンジェルス、ラスベガスなどアメリカ西海岸
コマ3:アンカレッジ、バンクーバーなど、アラスカ・カナダなど
なんだか観光旅行案内を書いているようです。(笑)

この録音は、コマ1の途中からのものです。(2MB)全部国際空港のはずですが、グアムだけ「Guam International」と言ってますね。

ちなみに、くだんの4局のうち、香港はこの周波数では放送していないので私は聞いたことはないのですが、那覇は、なぜか東京VOLMETではなく、香港VOLMET内で放送しているそうです。

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